オーストラリアや移住や留学_オーストラリアの風景

オーストラリアは移住・留学先として人気の国

オーストラリアや移住や留学_オーストラリアの国旗

オーストラリアは移住先や留学先として人気のある国です。
その理由は日本と同様に四季があること、時差がほとんど無いこと、治安の良さ、オーストラリア人のフレンドリーな国民性などが挙げられます。
日本と共通点が多いこともあり安心感があるため選ぶ人が多いのですね。
車の運転も日本と同じ右ハンドル左側通行です。

しかし共通点があるとはいえ遠く離れた全く別の国ですから、驚かされる文化の違いもたくさんあります。
この記事では、日本とオーストラリアの生活習慣や文化の違いをご紹介します。
移住や留学を検討している人は、参考にしてみてくださいね。


オーストラリアと日本の違いや注意点~仕事・交通~

・仕事が終わるのが早い

オーストラリアでの基本的な勤務時間は午前9時~午後5時まで。
定時になれば帰る人がほとんどで、残業はあまりしません。
日本のように終業後の付き合いが無く、夜は家族と一緒に過ごします。
正社員に毎年4週間分付与される有給はとるのが当たり前なので、みんな気兼ねなく使用します。

・お店の営業時間が短い

ショッピングモールや娯楽施設を含めほとんどのお店が18時には閉まり、土日祝日は営業しない店も多いです。
週に一度木曜か金曜にある「レイトナイト・ショッピング・デー」では、多くのお店が夜の9時まで営業を延長します。

・最低賃金が世界最高水準

オーストラリアの最低賃金は、日本円にすると約1500円と高額です。
休日を大事にするので、土日祝日はさらに1.5~2倍に上がります。
大卒の初任給は約40万円で日本の2倍。
その分物価も高く、生活費は日本の1.2~1.5倍ほどかかります。

・人間関係がフラット

オーストラリアでは上司ともファーストネームで呼び合います。
コミュニケーションは日本のように堅苦しくなく、非常に気さくです。

・営業スマイルをしない

日本のように営業スマイルをしないので、不愛想な店員さんも多いです。
客と従業員が対等な関係だからこそ成立します。

・時間にルーズ

電車やバスが遅れてくることは普通です。
ビジネスにおいても会議や打ち合わせは時間通りに始まりません。
パーティーにお呼ばれした際も30分くらい遅れて行くほうが良く、時間通りに行くと迷惑になります。

・公共交通機関での通話はOK

電車やバス内での通話は禁止されておらず、話していても特に誰も特に気にしないし注意もしません。


オーストラリアと日本の違いや注意点~日常生活~

・さまざまな文化に対する寛容さ

オーストラリアは世界中から移民や留学生、ワーキングホリデーの人が訪れる多民族国家です。
国全体にそれぞれの個性を認めてくれる寛容さがあります。

・チップについて

オーストラリアでは基本的にチップの習慣はありませんが、近年ではチップを渡すことが増えてきました。
高級レストランや高級ホテルではチップをあげたほうが良い場面もあります。
タクシーやホテルのポーターには、特別なサービスをしてもらった時にチップを渡す人もいます。
いずれの場合も強制ではなく任意ですので、感謝の気持ちを込めて渡すようにしましょう。

・キャッシュレスが盛ん

世界有数のキャッシュレス先進国で、現金を持たずに出かける人も多いです。
スーパーやコーヒーなど、ちょっとした買い物でもカードを利用します。

・裸足で出かける

スーパーや犬の散歩など、近所だったら靴を履かずに裸足で出かけます。
裸足で電車やバスに乗る人もいます。
靴を履かない理由は「裸足のほうが気持ちいいから」「なぜ暑いのに靴を履かなければいけないのか」など、単に裸足を好む人が多いようです。
オーストラリアでは人口の85%がビーチから50㎞圏内に住んでいるため、ビーチまで簡単にアクセスできる環境がそうさせているのかもしれません。

・会計前に飲食してOK

スーパーでは買うものならお金を払う前に飲食してOKです。
実際ジュースを飲んだりお菓子を食べたりしながら買い物している人がたくさんいます。
レジで空の容器や食べかけのものを一緒に清算してもらいましょう。
ブドウやイチゴなどは一粒味見してから買う人が多く、バナナやミカンは皮をむいて味見する人もいます。

・シャワーは5~10分

オーストラリアでは雨が少なく水は貴重です。
他人の家でシャワーを借りる際も、シャワーの出しっぱなしは控え5~10分で済ませるのがマナーとなっています。


オーストラリアと日本の違いや注意点~食事や嗜好品~

オーストラリアや移住や留学_グレートオーシャンロード

・バーベキューが家庭料理

オーストラリアではバーベキューは「バービー」と呼ばれ、みんな大好きな家庭料理です。
家庭にもバーベキューコンロがあるほか公園やビーチにも無料で使えるコンロがあり、お酒を飲みながらバーベキューをするのが大好きです。

・屋外では飲酒禁止

公園などの公共の場での飲酒は禁止されています。
飲酒禁止エリアには「alcohol-free zone」の看板が出ており、バーベキューエリアなどは飲酒OKと例外が設けられていることもあります。
「free」は「自由」ではなく「禁止」を意味しますので間違えないようにしましょう。
またオーストラリアのスーパーやコンビニでは、未成年が購入できないようお酒の販売はしていません。お酒を販売しているのは酒屋のみです。

・「BYO」の看板はお酒の持ち込みOK

「BYO」は「Bring Your Own」の意味で、この看板が出ているレストランはお酒の持ち込みが可能です。
オーストラリアではお酒を提供するにはライセンスを取らなければなりませんが、お客さんが持ち込めばライセンスが無くてもお酒を楽しめるというシステムです。

・屋内は禁煙

基本的に屋内は禁煙で、レストランやバー、ホテルの部屋でも禁煙のところがあります。
違反すると罰金を科されますので注意しましょう。

・ベジタリアン・ビーガンが多い

オーストラリアは健康意識が高く10人に1人がベジタリアンです。
ビーガンとはベジタリアンの一種で、一切の動物性食品を食べない完全菜食主義者のこと。
菜食主義の中にも乳製品は食べてOK、乳製品と卵はOKなど色々なタイプがありますが、ビーガンが1番ストイックです。
大抵のレストランにはベジタリアン用のメニューがあり、(V)(Vg)の記載がされています。


まとめ

オーストラリアや移住や留学_コアラ

日本と比べて驚くこと、羨ましいことなど様々な違いがありますね。
オーストラリア人はとても気さくでおおらかで、細かいことは気にしない国民性です。
世間体などというものを気にせず、それぞれがしたいように、自由に暮らしています。
また多国籍国家のため、様々な文化や習慣を認め、受け入れてくれます。
他人と違うことをあまり良しとしない日本とは、ある意味真逆と言えるでしょう。
オーストラリアでは休日や仕事が終わった後の家族との時間をとても大事にしています。
仕事とプライベートのバランスが良いところも、日本人からすると羨ましいところです。

オーストラリアの豊かな自然とおおらかな国民性は、凝り固まった日本人の考え方をほぐし、相手にも自分自身にも完璧を求めすぎない生き方を教えてくれるでしょう。
移住先や留学先に、ぜひ検討してみてください。


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